自分は、飯田水引協同組合さんのお手伝いもさせていただいています
飯田水引協同組合は、国内の水引生産高70%を占めています
熨斗袋の水引、とか、結納品とか、にかけられている赤白や黒白や銀色の水引です
震災後、人と人、心と心を結ぶ、という事で、遣隋使の時代、航海の無事を祈り麻紐をお土産品等に結んだとから始まり、ずっと現代にまで受け継がれている心と心を結ぶもの
として
使われています
実は
6月に、一度東北に行く際に、熨斗袋を持っていこうかどうか大変に迷いました
紅白もありますが、黒白もあります
もっとも使われる仏用の熨斗袋、されど、あまりにも現実味過ぎ、かといって紅白のものも
どんなものか、と、6月は持っていくことはやめました
今回は、震災から来月で半年
被災地でも子供が生まれました、結婚しました、初盆をしました、というお話をお聞きする事も多くなり
熨斗袋、水引、そして、被災地の方へ、と預けて頂いた物資等を持って、東北にお邪魔することとなりました
熨斗袋は、お盆前に1000枚程度、それに、水引素材と、水引作成キット
現在お預かりしており、さらに、熨斗袋、水引をお預かりする予定です
被災地の、仮設住宅にお住まいの方々に、できるかぎり一軒一軒回ってお配りする予定です
組合としては、小売店の方々も現地で販売している事を考慮し、小売の方々のご迷惑にならない方法で、お渡しをしたいというご意向があり
あえて、飯田水引協同組合が、物資の支援を行う、のではなく
本当に必要な方々の、より多くの方々にお渡しするために、私たち026netに託してくださいました
これも
詳しく後日掲載しますが
支援というものは、ただ、物を渡すだけでは支援というものでなく
何か、1人ではないと実感できること、高齢者の独り暮らしの方にも元気になって頂けることはできないか、
お互いにつながっているという事はできないだろうか、という事を飯田水引協同組合の方々も考えておられ
東北は、
しめ飾りなどの内職も多い地域、また、漁業を営まれていた方は、網の手入れ等、男性の方でも行っており手先も器用な方がおり
もともとフィッシャーマンセーターなども、アイルランドやスコットランドの漁師さん達が自身や家族で編んでいたもの
水引も、編むという単語より、結ぶ(ノッティング)のほうが、しっくりいく事もあり
結びは、共通部分も多く
では
水引素材を、被災に持っていき、特に、一人暮らしの高齢者の方々などが、自由な発想で水引を編んだり貼ったりして作品を作っていただき
そのなかで希望者の方は、飯田水引協同組合の特設サイトに掲載をしようと
そして、もし、販売したい方が居たら、その作品を特設サイトで販売していただいてもよいではないか
と
いうお話しを飯田水引協同組合の理事長さんはじめ皆様よりご提案いただき、準備しておりました
また、もしも、若者でないために仕事がない、と、言われる方で、真剣に水引細工を覚えて頂く気持ちがある方が、そのなかで1人でもいれば
飯田地方に数年滞在してただき、技を身につけていただいた後、故郷に帰って製作を続ければ、将来、生計の糧にもなる可能性もあるものであり
そんな思いも持って、中継点の方にそのお話しをするためにも、東北にはいります
結ぶ、という気持ちを物に託す、言葉とか行動とかでもなく、さりげなく、貴方を想います
美しい日本の伝統工芸を、おとどけしに行く中継点になれること、私自身も大変感謝するばかりです
といいましても
信州から800キロ以上離れており
1人で自動車で行きましょうか、と、話したところ、周り全員から、無茶だ、と言われ
私自身も、実は、あまりまだ身体の具合がよろしくないため、うちのスタッフ君1人に同行をお願いできないかと頼みながら
準備をはじめてはおります
もし、運転交代していただける諏訪地方、または、佐久から同乗して、車運転交代してくださる方がいましたら、ご連絡ください
現地の各自の食事および宿泊費用だけ、ご負担くだされば、あとは現地は別行動であっても、同行していただいても構いません
お問い合わせフォームにお書きくださいませ
明日、預かっている熨斗袋や素材を撮影し、掲載あらためていたします
写真は、一例として、水引を使った素敵な品のひとつとして
ANAの海外航路のファーストクラスで配られた水引細工です
飯田水引協同組合のWEBページは
http://iidamizuhiki.jp/
お知らせ、の、カテゴリに、数日中に、ここに書いた記事を掲載します
(どう文章をまとめたらよいか思案中で、遅くなっております、すみません)
フラッシュ対応の方は、多くの画像を見ることができます
http://iidamizuhiki.jp/art/index.html
ちなみに
私個人的に、この水引の魅力にのめりこんでしまいました
物に水引をかける、これにより開けることができないのです 毒を盛ることができない
そして、言葉ではなく、さりげなく気持ちを添えてお贈りする
素敵だなあ
と
思わずにはいられず、自分が物資4月から持っていっているのも
お預けくださっている皆様も、皆様みんな、そういう、気持ちであることは
いつの時代であっても同じなのだなあと
思うのでした
長文になりました
が
そんなこんなの月曜日です
おつかれさまでした!
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運転してくださる方、被災地で水引細工に興味がある方
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メール hacchon@gmail.com
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じいちゃん、ばあちゃん、とうさん、かあさんが心配だから、顔だしてみてくれる?という方
手先が器用だよ、という知り合いの方いらっしゃましたらご連絡ください
今回の記事は、NIFTYブログ、fuwari_fuwariブログ、水引アートブログにも掲載いたします
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